包丁製品 Q&A よくあるご質問とお答え

包丁製品 Q&A - よくあるご質問とお答え -
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Q.1 家庭用には、どんな包丁がおすすめですか?
A.1 ご家庭向けの包丁として、最も人気の高い製品は、「三徳包丁(さんとくぼうちょう)」と呼ばれるタイプの包丁です。肉・魚・野菜と、食材を選ばず、1本で、家庭料理の大半の包丁作業をまかなえることから、万能包丁とも呼ばれています。刃渡り(はわたり):「持ち手を除く刃部のみの長さ」は、16cm〜17cmくらいが一般的です。

三徳包丁と同じくらい人気があるのが、「牛刀包丁(ぎゅうとうぼうちょう)」です。牛肉を食する文化とともに海外から入ってきたことから、「牛刀(ぎゅうとう)」と呼ばれています。もちろん、肉しか切れないわけではなく、英名:「Chef's knife(シェフナイフ)」 が示す様に、様々な調理に使用でき、刃渡(はわたり)18cm〜21cmくらいのものは、ご家庭向けとしても大変ポピュラーな形状の包丁です。

この他、小さな野菜や果物の皮むきに重宝する「ぺティナイフ」や、魚をさばく為の「出刃包丁」、パンやハム等を切るための「パン切り包丁」等がおすすめです。

最後にハンドル(持ち手)部分の仕様についてですが、大きく分けて、刀身部分との継ぎ目のない「金属製(ステンレス製)のハンドル」と、従来型の「木製ハンドル」の2種類からお選びいただけます。

ステンレス製ハンドル包丁は、衛生面、耐久性等において優れた性能を持ち、本体に継ぎ目がない為、細菌が繁殖しにくく、煮沸消毒が可能な為、「病原性大腸菌:O−157」に代表される調理現場での衛生面における様々な問題に対し、その能力を発揮します。今日では、業務厨房のみならず、一般家庭においても、大きくシェアを伸ばしています。

これに対し木製ハンドル包丁は、なんといっても「木」ならではの持ちやすさ、手に馴染む感覚が根強い人気を持ちます。衛生面や耐久性に対する改良が重ねられた弊社取り扱いブランドの製品であれば、充分に一線級の使用に耐えうる品質となっており、最終的なハンドル仕様のご選択は、お客様ご自身で、ご予算、お好みに合わせてお選びいただくのが、宜しいかと思われます。

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Q.2 オールステンレス包丁は、全く錆びないんですか?
A.2 包丁を含むステンレス製品につきましては、付着物に強く、変質しにくい(錆びにくい)特長を持ちますが、実は、新品状態の製品ほど、一定の注意が必要になります。

弊社取り扱いのオールステンレス包丁のハンドル部に多く採用されている「18-8ステンレス」は、基材の鉄に18%のクロームと8%のニッケルが添加された金属(ステンレス)で出来ています。鉄にクロームが添加されますと、クロームが酸素と結合し、ステンレスの表面に薄い「酸化皮膜」ができます。この「酸化皮膜」が、様々な付着物質から製品を守る役割を果たし製品が変質しにくく(錆びにくく)なります。

しかしながら、製品が新品状態の場合、直前まで商品ケースに入れられ、外気と遮断された状態にあることで、製品表面の「酸化皮膜」が安定していないことがあり、ご使用後に洗いざらしにしたり、食材等が付着したまま放置したり、あるいは、亜鉛・アルミニウム等の異種金属と長時間接触させたり致しますと、驚くほど早く錆びが発生してしまう場合があります。

これは、包丁に限らず、カトラリーや鍋等のステンレス製品全般にいえることです。 又、近年、食洗機の普及により、「ご使用後、すぐには洗わず、タイマー設定により、数時間後に洗浄する」といったお取り扱いにより、ステンレス製品を変質させてしまうケースが増えている模様です。

加えて、オールステンレスとはいえ、刃部は、焼き入れが施された刃物用の特殊ステンレス鋼材で出来ており、一般的な日本鋼(はがね)包丁に比べると格段に錆びにくいものの、ハンドル部に使用されている「18-8ステンレス」とは、比較にならない程 錆びやすいので、刀身部分のお手入れには、特に注意が必要です。

この為、特に新品状態の製品については、上記の様な環境下には極力置かない様、ご留意いただき、ご使用後は、速やかにやわらかいスポンジ等で中性洗剤を用いて洗い、直ちに水分を完全に拭き取ることが、製品を長くご愛用いただく上で最も望ましいお取り扱い方法となります。

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